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2021-05

寄せつけない彼女 その二

前回の続き です。



そんなこんなで3枚のビートルズのCDを手にした私。



その日の夜、新たな2枚を聴いてみたが、

曲数の多さに飽きてきて

途中から少女漫画を読みながら聴いていた。


又、先に借りたCD。


彼女は返却を拒み 「じっくり聴いてみて!」 と言ったが

そんな気力はゼロだった…(すまぬ…)





~ 翌日 ~


(気が重い…)


N 「おはよう!にこらうすちゃん!」

に 「おはよう…!」 (キタ!)



Nさんのテンションはやはり高い。きらきらした瞳でこちらを見つめている。



に 「…」

N 「どうだった!?」





本当に困った。





困った私は昨日に引き続き、裏ジャケの曲目を眺め


に 「…×曲目と×曲目が好きかな?」


と、比較的 記憶に残っていた曲を伝えた。







すると






「ほんと~~~~~~!!!???」

「その曲最高だよね~~~~」







と、またもや超ハイテンション






私は気付いた。






Nさん、

全部の曲好きでしょ!?







私がボンヤリしている間も

彼女は曲の解説を続けている。


彼女が相当なビートルズ好きなことは理解した。


しかしこのままでは更なるCDを渡される恐れがある。




これ以上増えては

控えているBECKのライブへの下地作り(聴くだけだが)に支障が出る…




そこで私は先手に出た。




昨夜かばんに仕込んでおいたブツを “そっ” と取り出した。



当時ビートルズの再来と謳われていた“OASIS”一枚目のアルバムである。

正直ビートルズとは全く異なると思ったが、ロックだしイギリスだし、

自分が持っているCDの中では比較的正統派だったのだ。



借りる一方では申し訳ないし、

“貸し借り”の形であればペースも少し落ちるのではないか? そんな思いからだった。




に 「…これ聴いてみて!」

(お願いします!)

CDを彼女の目の前へ差し出した。



すると彼女は驚きの一言を放った。
















「ありがとう!」





















「でも私、ビートルズ以外聴かないから」






え?






に 「え?」


N 「ふふっw」

N 「ビートルズが一番だから、他のアーティストは耳にしたくないの」













この後、彼女は新たなビートルズのCDの貸し出しを申し出てくれたが

3枚で充分な旨を伝え、数日後に返却した。





そんな感じで当時の私はビートルズの魅力には気付けなかったが

すごいアーティストだということは充分に理解した。






なんせ他の音楽を寄せつけない女子高生がここにいる。

すごいカリスマ性だ。







~ 数年後 ~


ビートルズのCD “The Beatles 1962-1966” (通称赤盤) を手にした私は

「めちゃめちゃかっこいい」と気付くと同時に

彼女のことを鮮明に思い出したのだった。


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寄せつけない彼女 その一

高校生の頃、私はUKロックにはまっていた。

ロッキング・オンを毎月購入し、新作CDレビューを熱心に読み

THE STONE ROSES に関するライター・増井修の記事を楽しみにしていた。



その日はたしか休み時間にBECKを聴きつつ、来日ライブに思いを馳せていた。


すると クラスメイトのNさんが話しかけてきた。


N 「にこらうすさんて、ロックが好きなの?」

に 「あ。何?」

(イヤホンを外す)

N 「いつも洋楽のCD聴いてるよね?」

に 「あぁ!うん」

N 「ビートルズは好き?」

N 「え?あぁ…かっこいいよね」


このとき私は“HEY JUDE”等の有名曲しか知らなかった。

しかも 英語の授業で強制的に聴かされた、など非常に受動的だ。

なんとなくかっこよかった気がする記憶から、まぁ適当に答えたわけだ。




するとNさん



「本当に~!?」

「嬉しい~!私、ビートルズ大好きなの!」





と、絶叫に近い声を上げた。


普段大人しい彼女からは想像もつかない声のボリュームだ。




に 「あぁ…そうなんだ…」

あまりの勢いに、そう答えるのが精一杯だった。



Nさんは素早くかばんの中から一枚のCDを取り出し

N 「これ聴いてみて!返すのはいつでもいいから!」

と、差し出してくれた。


に 「あ…ありがとう!」

Nさんはニコニコしながら自分の席へ戻った。




絶叫に驚いた友人が私に近寄り

「にこらうす大丈夫?…Nさん、どうしたの?」 と問いかけてきたので

CDを貸してくれた、と答えると

「それだけ!?」 と驚かれた。

それくらい いつものNさんからは想像もつかないハイテンションだったのだ。




その日の夜、私はビートルズの曲を初めてまともに耳にした。

感想は

「××××のほうが好きだなぁ…」 だった。

当時の私はビートルズの魅力に気付くことができなかったのである…





~ 翌日 ~


(感想伝えなきゃだよな…)


N 「おはよう!にこらうすちゃん!」

に 「おわ…おはよう!」 (いつのまに近くに!)



Nさんのテンションは高い。きらきらした瞳でこちらを見つめている。



に 「あ…CD聴い…」

N 「ほんと!?どうだった!?」




困った。

「好みじゃない」とは言えない雰囲気だ。




私はCD裏ジャケの曲目を眺め

に 「…×曲目と×曲目が好きかな?」

と、聴いた中で比較的好ましかった曲を伝えた。




すると




「ほんとに~~~~~~!!!???」

「私もその曲大好きなの~~~~」





「この曲はね!×××が××したときの曲でね!なんたらかんたらでね…」

と長い解説が続き


「これも聴いてみて!」

と新たなCDを差し出してくれた。





2枚も。




(OH!NO…!)




しかも先に借りていたCDを返そうとしても

「急がなくて大丈夫だから!家に沢山あるから!」

と受け取ってくれない。

(OH…NO…)





こうして私の手元には3枚のビートルズのCDが残ったのだった。





その二へと続く…

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THE STONE ROSES

ロック、テクノ、グランジ、パンク、メロコア、R&B、HIPHOP、メタル、フォーク、ジャズ etc…


音楽のジャンルは多岐にわたりますが

青春時代に慣れ親しんだ音楽は、大人になってからも時折聴きたくなるもので…


私の場合は

『 THE STONE ROSES 』 の曲です。


このイギリス・マンチェスター出身の4人組のロックバンド

ベースもギターもドラムも特徴的で、絶妙なバランスの曲を作り上げているのですが

その中でも群を抜いて



ボーカルの歌唱力がなんだかとっても不安定 で絶妙。



このバンドを知らない友達とカラオケに行った場合、もしCD通りに歌ったとしても


(あぁ…歌えない曲入れちゃったのかな…)


と思われそうなくらい不安定。


でもその 不安定さがやみつきに


にこらうすのその後の音楽の嗜好に、大きく影響を及ぼしたのであった。


この不安定なボーカルを好む傾向は、大人になった今でも抜けていない…

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プロフィール

にこらうす

Author:にこらうす
 
東京生まれ下町育ち。

夫あり。

超零細企業勤務。

会社では雑用係。

ミスると笑って(泣いても)許されない年令。

Blog初心者です。よろしくです。

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